完璧な言語って必要?

言語学習

あなたの母国語はなんですか?

今のところ、このブログは日本語で書いているので、ほとんどの方が日本語を母国語としているはずです。

それでは、あなたが話している日本語は「完璧」と言えますか?

そして「完璧」な英語を身につけたいですか?

今回はそんな話。

完璧を求める必要はない

結論からお伝えすると、一般的な利用が目的であれば、完璧な言語を習得する必要は全くありません。あなたが友人と話しているその日本語は完璧ですか?方言になってないですか?格助詞「てにをは」が抜けてませんか?「ら抜き言葉」になってませんか?

不完全な日本語でも、友人と意思疎通できますよね。

こんな感じで多少文法的におかしくても、発音が異なっていても言葉としての役割は果たしてくれるんです。

もちろん、海外でバリバリ働きたい、英語で論文を書きたい!という人は、完璧な言語を習得することを目標とするべきです。

今回はあくまでも日常会話という枠内で考えてみたいと思います。

言語はコミュニケーションツールの一つにすぎない

よく言語をスキルの一つと考える人がいます。

個人的には半分正解、半分不正解かな、と。

もちろん共通の言語がなければ、コミュニケーションは成り立ちません(僕の父はボディランゲージでコミュニケーションしてましたが笑)

しかし、僕は言語というのは、あくまでコミュニケーションツールの一つだと思っています。

流暢に話す人もそうでない人もいますが、目的は共通していて、コミュニケーションをとること。

その役目さえ果たせれば言語としての機能は果たせます。

訛りも個性の一つ

言語には訛り(アクセント)がつきものです。

日本でも津軽弁、博多弁、大阪弁など数多くの訛りが存在します。

僕は九州の生まれですが、同じ九州でも鹿児島の方言はほぼ分かりません。

訛りがあるのってなんか可愛くないですか?

訛りも一つの個性。

これは日本語だけでなく、他言語でも同様です。

シンガポールの英語「シングリッシュ」やインドの英語「ヒングリッシュ」など方言が一つの英語として確立している、なんてものあります。

日本人がネイティブの発音を完璧に習得するのは、かなり難しいと言えます。

日本語と外国語では、使われる筋肉が違ったり、そもそもその発音を持ってない言語も多く存在します。

日本語を学ぶ多くの韓国人は「つ」の発音がどうしても「ちゅ」となってしまうようです。

これは韓国語に「つ」の音がなく、どうしても似ている「ちゅ」の音になってしまうのです。

日本人の英語は日本語訛りがあると言われますが、それでも意思疎通ができれば問題ないと僕は考えています。

言語学習の効率が悪くなる

完璧な言語を求める人の特徴としては、発音が下手だから…と声に出すことに恥ずかしさを感じる人もいます。

もしかすると、あなたもそうかもしれませんね。

しかし、この「恥」という感情は言語学習においては天敵。

いくら知識を持っていても実践的な練習をしなければ、飛躍的な上達は見込めません。

完璧な言語じゃなくてもいいんだ…!とポジティブに考えて、積極的にアウトプットをしていきましょう。

実は英語ネイティブは少ない!?

これは英語に限った話になりますが、英語を第一言語とするネイティブと、英語を勉強して話せるようになった日ネイティブの割合はどちらが多いと思いますか?

英語のネイティブスピーカー人口は世界3位

英語を母国語とする人口は、約3.8億人。この人口は、実は世界3位なんです。

中国語とスペイン語の方が、ネイティブスピーカーに限って言えば、英語よりも多いんです。

しかし、これが第二言語話者まで範囲を広げると英語話者は世界中で約15億人!

世界人口が80億人と考えると、5人の1人は英語を話す計算です。

気にしてほしいのは、ネイティブスピーカーと第二言語話者の割合。3.8億:15億。

英語話者のうち、4人に3人が我々と同じく、英語を学んで話せるようになった人たちです。

そう考えると、完璧な英語を話す人の割合の方が少なそう、ということがわかりますね。

英語のみを公用語とする国はごくわずか

英語のみを公用語としている国は、ごく少数です。

アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ…など、日本人が考える典型的な留学先ですね。

多くの国が、英語+自国の言葉を話します。

こう言った国では日常生活は、その国の言葉で行われ、学校の授業は英語、ということが多いようです。

僕が留学していたマレーシアでは、公用語としてマレー語、準公用語として英語があります。

そのためマレーシア人は全員マレー語を話しますが、全員が英語を話せるわけではありません。

それでは、なぜ多くの人が英語を学ぶのでしょうか?

なぜ英語は国際言語になったのか

なぜ多くの人が英語を学ぶのか、という理由の一つに英語が国際言語だから、というものがあります。

世界中に7000言語もあると言われていますが、なぜ英語が国際言語となったのでしょうか?

歴史的背景

一番の大きな要因は、大英帝国という大国の存在です。

詳しい話は省きますが、この大英帝国は最盛期には世界の4分の1の領土を植民地としていたと言われています。

アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアと、ほぼ全大陸を制覇し、「太陽の沈まない国」と呼ばれるほどでした。

この大英帝国は今のイギリスにあたり、使用言語はもちろん英語。

そのため、世界各地に英語が広がったと言われています。

一度世界中に同じ言語が広がり、商業の場面で同一言語が使われるようになれば、大英帝国外でも、その言語を使おうとする動きは必然的ですよね。

英語は簡単な言語

日本語は世界でも有数の難しい言語と言われています。

その文字数は、カタカナ、ひらがなで92文字、漢字は数えきれないほど存在し、主語がなくても会話ができるハイコンテクスト言語(*主語がなくともお互いが空気を読んで理解できる言語)の1つです。

一方、ヨーロッパ諸語は、単語ごとに男性名詞・女性名詞があり複雑。

英語はアルファベット26文字に加え、単語に性別もない。

そう考えると英語は比較的容易な言語なのです。

完璧を求めすぎずのびのび学習しよう!

もちろん完璧な言語を話せることは、かなりの強みになります。しかし、完璧を求めすぎてもあまりいいことはありません。ある程の妥協を認めるのも言語学習においては非常に重要です。また言語学習ほど、「失敗は成功のもと」が似合うものはありません。間違えててもいいや、ぐらいの気持ちでストレスフリーにのびのびとと学習する。実はこれが言語習得の近道なのかもしれませんね。

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