以前の記事で英語学習にChatGPTを活用するという話をしました。
実際にChartGPTを使って英会話練習をしてみたので、実際どの程度使えそうかというのを考えてみました。
ChatGPTはいい英会話講師!

実際にやってみて気付いたことは、ChatGPTはかなりいい英会話講師になる!ということです。
特にまだまだ間違いが多い初学者にとっては、細かいミスまで修正してくれるので、特におすすめです。
文法的なミスを的確に指摘してくれる
今回は僕自身ある程度英語が話せるのであえて、間違いやすそうだなというミスをいくつかしてみました。
その結果、こう直してほしいな、という部分はすべてしっかり修正してくれました。

今回は文字入力で試してみたので、カンマの場所まで指摘してくれましたね。
アプリを活用すれば、音声入力での会話もできてより実践的な練習ができるのでおすすめです。
音声入力の場合、ChatGPT側で聞き間違いが起こる可能性があり、発音のチェックはしてくれないので、その点は要注意です。
単なるミスの修正だけではない!
ChatGPTは、上記のような文法的なミスだけでなく、ニュアンスの違いやシチュエーションによって適切な表現まで教えてくれます。
今回はホテルでの会話というテーマで試したので、以下の文の場合はよりカジュアルな表現を教えてくれましたね。

“To be honest”と”Actually”はどちらも「正直言うと、本当は」と言った意味の表現です。
しかし、”To be honest”はどちらかというと悪いニュースの前に使われることが多く、また僕が愛用するWeblio英和辞書では、「正直に申しますと」という畏まった表現として記載されています。
今回の場合の「実は」は、受付の人にとってはバッドニュースではないので、”To be honest”は不自然だと分かりますね。
ChatGPT側から質問してくれる
英会話をしようとすると、こちらからの質問ができず会話が終わってしまう、というのはありがちです。
ChatGPTは、その場に応じて臨機応変に質問してくれるので、とりあえずその質問に答えるだけでも会話を続けることができます。
慣れてきたらこちらから質問をしていくようにしましょう。

この前の部分で、ChatGPTに何時にチェックインできますか?と質問しています。
それに対する答え+αで質問してくれていますね。
Would you like me to~?という表現に馴染みがない人もいるかもしれません。
その場合、僕が質問してるように分からない部分を質問すると答えてくれますよ。
ChatGPTで英語を教えてもらうメリット
ChatGPTを活用して英語を勉強する際のメリット、デメリットも合わせて考えておきましょう。
何事にも一長一短あるように、ChatGPTを使った学習にもいい点、悪い点があります。
人に見られず学習ができる
絶賛英語勉強中!という人の中には、人前で英語を使うのが恥ずかしいと感じる人もいるかもしれません。
実際、僕が英語を教えている生徒の中には、恥ずかしがってなかなか話してくれない、という人もいます。
しかし、言語は使わないことには成長しないものです。
ChatGPTを活用すれば、人知れず英語を使うことができ、かつ的確な指摘をしてくれます。
いずれは対人で英語を使えるようになってほしいですが、まだ恥ずかしいと感じるうちは、自信がつくまでChatGPTで学習をするのもいいかもしれませんね。
自分なりの単語帳を作れる
例えば、上の写真のように”Notify”という単語が分からず、ChatGPTに質問するとします。
このデータはChatGPT上に記憶されるので、1週間程度英会話の練習をして、そこで質問した単語をまとめて自分なりの単語帳を作ることもできます。
仮に1日10単語知らない単語があったとして、1ヶ月で300単語。
まさに塵も積もれば山となるですね。
さらにこのまとめた単語を使って単語テストまで作ってくれるのがChatGPTのすごいところ。
フランスの大学のオンライン授業を受けていた僕の友人は実際にこの方法で英単語を覚えていました。
気になった文法は時間を気にせずとことん確認できる
対人の授業の場合、どうしても時間に限りがあります。
オンライン英会話なら大体1レッスン25分ほど。
この間に分からないことまで相談しようとすると、どうしても時間が足りなくなってしまいます。
しかしChatGPTなら時間を気にせず、気になったことはとことん確認できます。
例えば、「比較級のthanの後ろは何が来る?」という質問をしてみましょう。
今回は「She is older thanI, than I am, than meどれが正しい?」と質問してみました。
詳細は割愛しますが、以下のようなまとめを返してくれました。

いずれも文法的には適切。
thanの後ろに何が来るかで文章の雰囲気が変わるそうです。
気になったらいつでも質問できる、いわば24時間専属講師になってくれるのです。
ChatGPTで英語を教えてもらうデメリット
それでは、今度はデメリットについて考えてみましょう。
以下のようなデメリットが考えられます。
無料版だと制限がある
ChatGPTには無料版と有料版があります。
この違いは制限の有無とAIの性能の差。
今回僕が使ったのは無料版ですが、無料版の場合5時間で10回こちらが送信すると、一時的に利用ができなくなります。
これは最大のデメリットと言えるかも知れませんね。
ChatGPTが制限に達した場合、CopilotやGeminiなどの別のAIアプリを活用することもできます。
今回はChatGPTに焦点を当てていますが、CopilotやGeminiでも同様の使い方ができるので、使い慣れたものを使うのもいいでしょう。
感情は伝えられない
言語は発言と共に、その時のトーンや雰囲気で意味が変わることもあります。
”What?”
とても簡単なフレーズですが、言い方によって以下のような感情が伝わります。
- 驚き(目を見開きながら言う)
- 不機嫌(眉間に皺を寄せて言う)
- 単純に聞き取れなかった(耳を話し手に向けて言う)
この言い方の違いによる感情の差というのは、AIが苦手とする分野と言えるでしょう。
情報が100%正確とは限らない
ChatGPTの精度はかなり高く、英語表現や文法に関してはかなり正確だと思います。
実際僕が使っていて、間違ってると思った部分はありませんでした。
しかしながら、 ChatGPTの情報をすべて鵜呑みにするのは危険です。
日常会話レベルであれば、相手に不快感を与えるようなミスはほぼないと言えますが、例えば興味本位で「Fワード」について調べたとします。
「Fワード」はスラングで使ってはいけないと言われますが、実際の会話を聞いていると日本語の「マジ」に近いニュアンスで使われることも多いスラングです。
とても仲のいい友人との会話や、とてもカジュアルな場面であれば、「Fワード」はよく使われます。
もし「Fワード」を興味本位で調べて、ChatGPTがなにかしら返答した場合も、その使い方には要注意であることを忘れないでください。(ちなみにFワードについてはChatGPTもCopilotも使わないようにと回答してくれます。)
極端な例をお伝えしましたが、「Fワード」は、絶対に使わないようにしてくださいね。
言語力に自信がないならChatGPTを使ってみよう!
最初から最後までChatGPTを活用するのはおすすめしません。
結局言語を使うのは対人になるので、いずれは人とのコミュニケーションを練習しなければならないからです。
しかし、初学者にとっては、ChatGPTは多くの情報を与えてくれて、さらに自信もつけてくれます。
言語学習に関しては、自信を持つことが重要です。
言語学習の導入としては、とても役に立ってくれるでしょう。
もしChatGPTでの言語学習に興味を持ったら、ご自身でも色々試してみてくださいね。