英語の試験といえば何を思い浮かべますか?
おそらく、多くの人がTOEICを思い浮かべるでしょう。
今回は上位3%のスコアを持つ私が、TOEICのメリット・デメリットを考えてみました。
TOEICとは
まず、簡単にTOEICとはなんぞや?という方へ。知ってる方は読み飛ばしてください。
基本的なテストはリーディング、リスニングのみ
一般的なTOEICはリーディングとリスニングのみで構成されています。試験時間は2時間で計200問。時間との勝負とも言える試験です。リスニング、ライティングを測れるTOEICもありますが、今回のTOEICはリーディングとリスニングを指します。
10点〜990点を5点刻みで評価
TOEICは5点刻みでリーディング495点、リスニング495点で結果が出ます。最低点はそれぞれ5点の計10点。ちなみに1,2問程度のミスであれば満点になる可能性もあります。
毎年200万人の受験者がいる
年によってバラツキはありますが、毎年200万人ほどが受験しています。この数だけでもTOEICがどれだけ人気な試験か分かりますね。
TOEICのメリット
それではTOEICのメリットについて考えてみましょう。とても人気な英語試験ですがどのようなメリットがあるでしょうか。
就活・昇進で使える(知名度がある)
1番のメリットはやはりその知名度。やはり就活において、TOEICの右に出る英語試験はありません。あなたが大学生であれば、就活のためにTOEICを受験しようと、と考えてるかもしれませんね。
また、昇進や海外赴任の基準にTOEICのスコアを設けている企業もあります。就活のみならず、就職してからもTOEICは大活躍してくれるんですね。
大学によっては奨励金が出る
私が通っていた大学では、730点で1.5万円、860点でさらに1.5万円という奨励金がもらえました。3万円が上限でしたが、勉強を頑張るだけで3万円もらえると考えると、必然的にやる気が出ました(笑)
奨励金制度は大学によって異なるので、一概には言えませんが、TOEICのスコアで単位認定するという制度は多くの大学で備わっています。
英語学習を始めるきっかけになる
英語を勉強したいけど、何から始めたらいいか分からない…という方は、まずTOEICの目標スコアを決めてみましょう。
目標もなく漠然と勉強を始めるよりも、しっかりと目標があった方がモチベーションを維持しやすいのでおすすめです。
基礎的な文法が身につく
TOEICはビジネス英語よりの試験と言われています。それでも、基礎的な文法は身につけることができます。TOEICのリーディングパートの前半30問は文法問題。本番は時間との勝負になりますが、このパートを時間をかけて学習することで、基礎的な文法を学ぶことができます。
点数勝負ができる
僕のように負けず嫌いの人のメリットです。笑
TOEICは5点刻みで点数が出るため、学生の頃のように、順位をつけることができます。僕は負けず嫌いな性格なので、自分より英語ができる友人と常にTOEICのスコアで競っていました。そのおかげで、モチベーションを保てていたと思います。
TOEICのデメリット
TOEICには多くのメリットがあることが分かりますね。特に大学生はより多くのメリットを感じられるかもしれません。
では、逆にどんなデメリットがあるのでしょうか。
コツさえ覚えれば点が取れてしまう
TOEICは英語試験なので、基本は英語力が問われます。しかし解き方にコツがあり、そのコツさえ掴めれば、ある程度のスコアは取れてしまうのが現実です。
アウトプットの能力は測れない
TOEICはリーディング・リスニングがメインの試験。そのため、スピーキングやライティングのアウトプット技能は測れません。
TOEICの点数が高いからと言って、必ずしも英会話ができるとは限らないのはこれが原因です。
TOEICを勉強しただけでは、英会話力は身につかないということを覚えておきましょう。
差別化するためにはかなりの高得点が必要
TOEICは就活においてかなり重宝される試験です。だからこそ、中途半端なスコアは逆効果。履歴書に書けるのは600点からと言われていますが、600点ではプラスに働くことはないでしょう。
700点超えれば、英語できるかも?800点を超えれば、即戦力期待!900点超えれば、ぜひ!という感じですかね。ゲストハウスのマネージャーをしてた頃は、まさしくこんなイメージを抱いてました。
英語力を強みにするのであれば、TOEICだけでなく英会話力もしっかり磨いておく必要があります。
デメリットもあるけど、英語を勉強してる人にはTOEICがおすすめ!
デメリットももちろんありますが、現在目的もなくなんとなく役立ちそうという理由で英語を勉強しているのであれば、TOEICはモチベ維持に最適です。
これから勉強を始めようと思う人、昇進等のためにすでに英語を学習している人、すでにある程度の英語力がある人…TOEICは、どのレベルの人にもおすすめ。
せっかく英語を勉強しているなら、TOEICの受験も視野に入れてみてはいかがでしょうか?


