ここまでの記事で何度かお話ししていますが、僕は今インドネシア語を勉強しています。
英語は日常会話レベルなら行えるようになったのと、英語のプロになるつもりはない、ということで、違う言語を勉強しようと思い立ち今に至ります。
それでは、なぜ僕がインドネシア語を選んだのか、考えてみようと思います。
僕がインドネシア語を選んだ理由

インドネシア語を勉強中と言っていますが、本来勉強したかったのはマレー語です。
それでは、なぜインドネシア語を選択することにしたのでしょうか?
留学を通して、現地の人とその国の言語で話したいと思った!
これが一番の要因です。
後述しますが、僕はマレーシアへ1年間の留学していました。
現地の多くの人とは、英語で会話ができましたがマレーシアでも英語が話せない人は一定数います。
次マレーシアへ行くことがあれば、誰とでも話せるようになりたい、という思いから次の言語としてマレー語(インドネシア語)を選びました。
またその国の言語を知ることは、その国の文化に触れることに等しいと言う考えがあります。
マレーシアでよく使われる挨拶は、「Sudah makan?(ご飯食べた?)」ですが、調子どう?みたいな感じで、気軽な挨拶として使われます。
この挨拶の背景には、マレーシアは多文化社会であり、食事を通して親睦を深めるという文化があり、挨拶の際に食事について尋ねるそうです。
なぜマレー語ではなく、インドネシア語?
マレー語を勉強したい、というのになぜインドネシア語?と不思議に思った方もいるかもしれません。
一番の要因は、学習コンテンツの豊富さです。
マレー語とインドネシア語はもちろん完全一致ではありませんが、80%ほど一致していると言われています。
文化面でも完全一致とは言いませんが、共通点が多いです。
そのため、マレーシア人とインドネシア人はそれぞれの言語でもほぼ誤解なくお互いの言語を理解できます。
しかし、書店で見ていただければ分かりますが、教材は圧倒的にインドネシア語の方が多い。
これはおそらく、それぞれの人口の差が原因です。インドネシアは人口2.8億人に対して、マレーシアは3500万人。
この数字を見ると、インドネシア語の方が需要がありそうですよね。
また、学習にDuolingoを使おうと思った時に、マレー語はなくインドネシア語だけが選択できたので、必然的にインドネシア語を学ぶことにしました。
もったいない精神
マレーシアで生活をしていたので、マレー語の基本的なフレーズは知っています。(これらのフレーズはインドネシア語と一緒!)
自己紹介ぐらいならできるし、簡単な文法なら理解していました。
せっかく知識はあるのに、中途半端な状態にしておくなんてもったいない!
と僕の中に潜むもったいないおばけが顔をのぞかせていました。
僕がインドネシア語(マレー語)を選んだ理由はこんな感じです。
大雑把に言えば、現地の人と話したい!という気持ちが一番の要因と言えます。
次項からは、なぜ僕がマレーシア留学でマレー語に興味を持ったか、を書いています。
興味があれば、読んでみてください。
1年間のマレーシア留学経験で言語の面白さを知る

マレーシアでの生活は、当時英語さえできればいいと思っていた僕に英語以外の言語の魅力を教えてくれました。
マレーシアでは、多くの人が2言語以上を話します。
マレー系は英語とマレー語、中華系は中国語(広東語、福建語など様々)とマレー語、インド系はタミル語とマレー語ととにかくみんな育った環境のおかげで多言語話者です。
この経験があったからこそ、言語そのものに興味を持ったといっても過言ではありません。
生きるためにマレー語を覚えた
マレーシアでは、人種によって話す言語が変わりますが、少なくともマレー語はみんな理解できます。
人によってはマレー語もしくは中国語しか分からないという人もいる(特に屋台など)ため、お店での注文はできるようにマレー語を覚えました。
ただここで覚えたのは、「〇〇ください」とか「ありがとう」とか本当にシンプルなものだけです。
あとは、学内の自己紹介でせっかくならマレー語ができれば、覚えてもらえるかも!という邪な気持ちから自己紹介のフレーズも覚えていました。
マレー語の音が可愛い
マレー語の発音は、とても可愛いです。
マレーシア留学中によくお世話になっていた、エアアジアの機内アナウンスの導入部分「Tuan Tuan dan Puan Puan~(紳士淑女の皆様)」の発音が可愛すぎて、ずっと耳に残っています。
実際のアナウンスとは異なりますが、以下の動画のような機内アナウンスが流れます。
初海外で搭乗した機内でこの音声が流れて、異国に行くんだな、と強く実感したのを覚えています。
そしていざ、マレーシアに到着し耳にする馴染みのない言語。
マレー語の発音は簡単で、ほぼローマ字読みでOKと言われていますが、そのアクセントから?なのか、日本語と全く違う雰囲気で、一言で言うならその言語に惚れていました。
マレーシア人はフレンドリーな人が多い
マレーシアの元大統領マハティール氏は、ルックイースト政策という政策を実施。
簡単に言うと、日本や韓国を見習って経済発展を目指そう!というものです。
マレーシアはまだ先進国ではありませんが、大きく経済成長している国の一つ。
この政策もあってか、マレーシアは全体的に超親日国。
日本人というだけで、みんなフレンドリーにしてくれました。
また実際にマレーシア人と接してみて感じたのは、国民性が日本人に近いというもの。
マレーシア人はシャイな人が多いので、最初はお互いに様子を見ますが、いざ仲良くなるといつまでもおしゃべりできてしまいます。
日本人もこんな人が多くないですか?
3年間のゲストハウス勤務で改めて言語の重要性を実感する

僕は5年間宿泊業に従事していました。
そのうち3年間はゲストハウスという宿泊形態で、スタッフとゲストの距離が近いのが特徴です。
世界中の人と話したい
ゲストハウスは、世界各国から多くの方がご利用になられます。
欧米諸国はもちろんのこと、マーシャル諸島やケニアなど、普通に日本で生活してたら接することのない国のご利用者もいらっしゃいました。
働きながら実感したのは、英語だけでは不十分だということ。
もちろん英語だけでも多くの方と会話ができます。
流暢とは言えない人でも、英語で会話をすることができます。
それでも、その国の言葉で話せたら…というのをずっと考えていました。
今はインドネシア語ですが、いずれ他の言語も学んでみたいなと思っています。
マレーシアに留学していたのに会話はできない
「Saya belajar di Malaysia!(マレーシアに留学してたよ!)」と言うと、マレーシア人は食いついてくくれました。(手っ取り早く仲良くなるためのキラーフレーズでした笑)
特に僕の留学先は、現地の人でもあまり行かないような田舎なので、驚きも大きかったんだと思います。
しかし、それ以上、マレー語で話を膨らませることはできず、結局英語にチェンジ…
これにはとても歯痒さを感じていました。
この経験が、最初の方で書いている僕が現地の人と話したい、という動機に変わっていきます。
学ぶ言語を選ぶのに理由づけなんて必要ない!

僕がインドネシア語を選んだ理由は、マレーシア留学というきっかけを通して、現地の人と話したい!という気持ちを持ったからです。
よく大学の第2外国語を選択する時に、この言語は今後日本との繋がりが期待できるから…将来的に役立つから…という理由で選ぶ人がいます。
もちろんこの選び方を否定はしません。
しかし、もし、本当はこの言語をやってみたいんだけど…という言語があるのであれば、将来のことなど考えずにその言語を選ぶべきです。
将来役立つから…とやってみたい言語を諦めるといずれ後悔します。
また、理由づけして選んだ言語は、モチベーションの維持が難しいというのが僕の考えです。
あることをきっかけに、その言語にもつとモチベーションの維持は格段に容易。
次の投稿では、どうやって次の言語を選ぶのか、というテーマで書いてみます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。