「どの言語を学ぼう?」そんなあなたに伝えたい、運命の言語の見つけ方

言語学習

前回の話の中で、世界には約7000もの言語があるとお伝えいたしました。

あなたが今から新しい言語を学びたいと思った時、どの言語をやろうかな、と悩んでしまうかもしれませんね。

そこで今回は、新しく学ぶ言語の見つけ方をお伝えします。

読み終わった頃には、これ!という言語が見つかるかも?

なぜ新しい言語を学びたいのか

まずなぜ新しい言語を学びたいのか、を考えてみましょう。

理由は人それぞれですし、なんとなく、という理由の人もいるかもしれません。

もちろんそれでもいいのですが、せっかくならもう少し深掘りしてみます。

なんとなくにも理由はある

例えばあなたが言語に興味がなかったとします。

この場合、言語習得を始めよう、となんとなくでも思うでしょうか?

おそらく多くの人はそもそもその考えに至りません。

なんとなくでも言語を勉強しようと思ったのであれば、何かその考えに至った理由があるはずです。

その理由を考えてみましょう。

漠然とした気持ちは冷めやすい

なんとなく勉強を始めてもなかなかその気持ちは長続きしません。

これまでの経験から実感している人もあるのではないでしょうか。

私自身、目的もなく資格の勉強をしてみて挫折した、という経験が何度もあります。

「〜しなきゃ」よりも「〜したい」を大切に

勉強しないと、と使命感に駆られると逆にやる気を失うことってありますよね。

僕も学生時代の試験前にはよく勉強しなきゃ、と思いながらも掃除してみたり映画観てみたりとやる気を失うことがよくありました。

ただ、こと言語においては、一切そんなことはありませんでした。

この差は、「使命感」か「願望」かの違いです。

学ぶ言語を見つける時には、「願望」に注目してみるといいでしょう。

言語選びでよくある3つの視点

考えてみたけど、やっぱりどの言語がいいか分からない、という方は次の3つの視点から考えてみましょう。

忘れないようにそれぞれ思いついたことをノートにまとめてみるといいですよ。

上から順番におすすめの視点となります。

興味・趣味から考えてみる

あなたの趣味や興味を振り返ってみて、気になるものはないでしょうか?

例えば、ラテン系の音楽が好き、フランスの絵画が好き、とかなんでもいいです。

もしかしたら、そこに答えがあるかもしれません。

僕がゲストハウスで勤務していた頃、日本語を話せる外国人になぜ勉強したの?と聞いてみたところ、「アニメが好きだから」という回答が大半でした。

この視点から学ぶ言語を見つけると、モチベーションを保ちやすいというメリットがあります。

その反面、勉強方法を誤ると不自然な言語となってしまう可能性があるというデメリットも。

特殊な例ですが、日本語を学ぶお客様から「貴様は何歳ですか?」と聞かれたことがあります。

貴様!?と思い聞いてみるとアニメで覚えたとのことでした。

実はこんな弊害も隠れているので要注意です。

言語の実用性から考えてみる

7000言語ある中でも、「使えると便利」という言語は存在します。

一番はやはり英語ですが、中国語やスペイン語も話者数が多い言語です。

あなたのキャリア形成においては、英語以外の方が実は重要だったなんてこともあるかもしれません。

しかし、ここにもやはりデメリットはあります。

実用性だけで選んでしまうと、モチベーションの維持が難しいことが多いです。

それはなぜか。

その言語をやりたい!という思いがそれほど強くないからです。

興味・趣味で選んだ言語と比べると、どうしてもモチベーションの維持が課題となってしまいます。

習得のしやすさから考えてみる

言語によっては、習得がしやすい言語というものがあります。

日本人からしたら、文法がほぼ同じの韓国語は1番簡単と言えるでしょう。

僕が学んでるインドネシア語も比較的習得しやすいと言われています。

時制を気にしなくていい、発音がほぼローマ字読み、英語で言う所有格のような「格」というものがない。

日本人が英語を学ぶ上でつまづきやすい点がないのが、インドネシア語のいい点です。

しかしここでもやはりデメリットはあります。

習得しやすいから、という理由だけで選ぶと、せっかく習得しても使うタイミングがない可能性があります。

例えばあなたが東南アジアに興味がなく、旅行や仕事で関わることもないとしたら…

インドネシア語を使うタイミングはなさそうですよね。

理想は、興味・趣味からやってみたい言語を見つけて、その中から学びやすい言語を選ぶこと。

僕がまさしくこのパターンです。

気になる言語はとにかく試してみる

何も最初から学ぶ言語を絞る必要はありません。

この言語が気になるな、というのが見つかればとりあえず試してみるのをおすすめします。

僕もオランダ語、ドイツ語、フランス語とつまんでみたことがあります。

最初から完璧は求めない

せっかく言語を学び始めたのだから完璧にしないと…

あなたはこのように考えていませんか?

言語を学ぶ上で1番の天敵は完璧主義です。

何も完璧である必要はありません。

それよりも楽しもうという気持ちを大切にしましょう。

無理に続けなくてもいい

一度学び始めたからには、続けなきゃ!

この使命感も不要です。

やってみて何か違うな、と思ったらすぐやめたらいいんです。

始めるのもやめるのもあなたの自由です

僕もこれまでオランダ語などやってみましたが、発音が難しすぎる!という理由でやめてしまいました。

これに関しては、全く後悔していません。

むしろ、その国の人達と話す時のネタにしています。笑

得た知識は無駄にはならない

あなたが何か言語に興味を持ち、学び始めたとします。

少なくとも1日は何かしらの教材(YouTube等含め)に触れているはずです。

全くの初心者が最初に覚えるべきは、自己紹介。

仮に1日でやめてしまっても、私は〇〇です。ぐらいのフレーズは覚えてると思いませんか?

たったワンフレーズでも、ネイティブからすると学ぼうとしてくれた気持ちだけでも嬉しいはず。

もし、その国の人と話をする機会があったら、ぜひネタのつもりでその言語で自己紹介してみてください。

そうすると、やっぱりネイティブともっとその言語で話したい!と思えるかもしれません。

これは言語を学び始める上で最高のきっかけとなりますよ。

たった1日だったとしても、そこで得た知識が無駄になることはありません。

英語ファーストの考え方を捨ててみる

日本人が最初に学ぶべきは「英語」である。

どこかでこんな風に考えていませんか?

一旦この英語ファーストの考えを捨ててみるのも1つの手です。

外国語=英語ではない

日本人は義務教育のうちから英語を勉強するため、外国語=英語という考えが根付きます。

しかし、世界には7000もの言語があります。

必ずしも英語である必要はないはずですよね。

僕の友人の中には英語はさっぱりだけど、別の言語はペラペラという人がいます。

彼はその言語をフルに活用して、仕事で大活躍しています。

必ずしも英語が必須というわけではない、ということを理解しておくと、言語を選ぶ選択肢が広がります。

英語を3つ目の言語にしてみる

それでもやはり、英語は世界的に見ても需要があります。

やっぱり英語もやった方がいいのかな…と思えば、3つ目の言語として英語を学んでみるのはどうでしょうか。

一般的に1つ外国語を習得すれば、2つ目は習得しやすくなる、と言われています。

1つ目はあなたのお気に入りの言語を勉強してみて、それから英語を学ぶという流れでも遅くはありません。

学ぶ言語に正解はない!

いかがでしたでしょうか?

今回は、新しく学ぶ言語の見つけ方について考えてみました。

僕のおすすめの見つけ方は、興味・趣味から考えてみること。

いくつか候補があるのであれば、とりあえず学びやすそうな言語から初めてみるといいですよ。

学ぶ言語に正解はありません。

周りから見たらマイナーな言語だったとしても、現地の人からしたら何よりも大切な言語。

自分の気持ちに素直になって、まずは一歩目を踏み出してみましょう。

あなたにとって最高の「言語との出会い」がありますように!

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