外国語を学ぶと自分の身に何が起こるか
こんなことを考えたことはありますか?
僕は自信を持って人生が変わったと言えます。
では、なぜそう言い切れるのか、また言語を学ぶことで得られるものとはなにか。
この問の答えを探してみます。
英語が話せると、話し相手が“15億人”になる世界

ある調査によると日本語を話せる人は非ネイティブも含めて1.26億人。
世界人口は80億人ほどなので、日本語話者は、80人に1人となります。
この数字を見るとあなたは多いと感じるでしょうか?
今思うと、英語ができかった頃の僕は、非常に狭い世界で生きていたんだな、と感じます。
英語ができるだけで話し相手は10倍!
日本語話者の1.26億人に対して、英語話者は15億人!
10倍以上の人が英語を話しているんですね。
こう聞くだけでも、なんかチャンスを逃してそうだな…と思いませんか?
僕は話すのが好きなので、英語ができることで、おしゃべりできる相手が10倍以上に増えたのは1番のメリットかもしれません。
学びの面でも英語一強
学びの面でもやはり英語の力は強いようです。
例えば、論文数。
世界中の論文の75%が英語なんだそうです。
そこまで専門的な勉強はしないよ?
という言葉が聞こえてきそうですが、インターネットコンテンツに目を向けてみるとどうでしょう。
インターネットに流れているコンテンツの実に50%以上が英語。
日本語はわずか3.6%。
日常的に使うインターネットにおいてもコンテンツ数は10倍以上です。
インターネットで何か調べ物をしたい時は、英語で調べるとより多くのコンテンツに触れられますね。
未知の世界に触れられる
日本にいるだけだと、日本の文化以外に触れる機会が少ない、と個人的には思っています。
例えば、イスラム教の世界。
日本は宗教に寛容と言われていますが、日本で生活していて、イスラム教徒に出会うチャンスはあまりありませんよね。
多くの日本人からしたら、馴染みのない未知の世界かもしれません。
他にもスポーツの世界。
世界中には日本では有名じゃないけど面白い!というスポーツが数多くあります。
クリケットというスポーツはインドを中心に海外で人気のスポーツですが、日本には馴染みがありません。
ただ、クリケット選手の平均年収はバスケに次いで、2番目。
日本人にとってはマイナーですが、世界的にはメジャーなスポーツです。
このように世界にはあなたの知らない世界がまだまだたくさんあります。
英語だけでなく、外国語を学ぶことで、未知の世界に触れるチャンスが得られます。
田舎の閉鎖的なコミュニティからの解放

僕は九州のド田舎で生まれ育ちました。
山と海に囲まれ、家の前の海につながる川には漁船が並んでいる…と聞くとなんとなく想像できるでしょうか。
僕はこの町が大好きですが、田舎特有の閉鎖感はありました。
「周りと同じ」が正解だった
小さい頃から、「周りと同じ」であるべきという価値観がありました。
しっかり勉強して、公務員になる
親からも公務員になるのがいい、とずっと言われていて、小学生の頃の文集?にも夢は公務員と書いた記憶があります笑
この当時は、道をそれちゃだめだ、という考えが植え付けられていたのかもしれません。
「違っていい」という価値観
中学3年生まで英語はちんぷんかんぷんでした。
しかしそこから英語にのめり込むことに。
僕は本が好きだったので、勉強がてら洋書を頑張って読んでいました。
休みの日ですら、ひたすら洋書を読んで過ごすことも。
そこで気付いたのは「違ってもいい」ということ。
英語の本を読む、なんて僕の周りの人からしたら、変なやつと思われたかもしれません。
それでも好きなことに触れる時間はこの上なく幸せな時間でした。
「周りが違ってもいい」と許す心
僕自身が「違ってもいい」と感じるようになってから、周りの人も違っていいんだ、と感じるようになりました。
周りに対しても寛大な心を持てるようになった気がします。
あなたが考える「常識」は、他の人にとっての「常識」でしょうか?
国レベルで見ると、常識は同じように感じます。
しかし、国を超えればあなたの常識は非常識になります。
例えば、お隣の国、韓国。
韓国では食事の時お椀を持つのはタブーとされています。
日本では、お椀を持つのがマナーと言われていますよね。
「常識」は絶対的なものではなく、相対的なものなんだ、と考えられるようになりました。
自己肯定感アップにつながる
地元にいた頃の僕は、敷かれたレールの上を進もうとしていたのかもしれません。
英語に出会っていなかったら、親や周りの言う通り、勉強して公務員になっていたかもしれません。
しかし、今は自信を持って自分の人生を歩んでいる、と言えます。
英語を話せる日本人は、1割ほどしかいない
この事実を知った時にも、意外と自分は価値があるんじゃないか、と自己肯定感が上がりました。
英語を話せる人は1割なのでさらに別の言語を話せる人材となると、もっと少ないでしょう。
言葉がくれたのは“自信・視野・行動力”だった

最初に英語を勉強したのは、「スキルを得るため」でした。
いざ、長年英語を勉強してきて、スキル以外にも多くのものを得られたと実感しています。
それは、「自信」「広い視野」「行動力」
言語で得られる自信、自己肯定感
先にも伝えた通り、英語ができると自己肯定感が上がります。
言語が習得できるようになるには、そうなるまで継続する必要がありますやね。
この「継続する力」も大きな自信につながるでしょう。
「継続」というのは意外と難しいものです。
また多言語話せる日本人は10%以下。
この事実だけでも、自分が貴重な人材であることに気付けませんか?
言語から得られた「みんな違ってみんないい」という考え方
僕の好きな詩に金子みすゞ先生の『わたしと小鳥とすずと』があります。
この詩の最後は、「みんなちがって、みんないい」と締められています。
英語ができるようになって、いろんな国の人と話ができるようになってから、この考え方が当たり前になりました。
宗教、文化、言語…
この世界はあらゆる違いで成り立っています。
これらの違いを受け入れることは、特に国際化が進む現代では大切な考え方となるはずです。
言語から得られた行動力
英語ができるようになるまでの僕は、どちらかというと消極的。
基本は流れに身を任せていました。
しかし、英語にハマってからはそれが一変。
「留学をしたい」、「外国人と話したい」と言う気持ちが芽生え、そのために何ができるかを自分で考え、積極的に行動できるようになりました。
ここでの積極性は、生きていく上で大きなプラスになったと思います。
英語を学んでいなければ、今でも流れに身を任せて日々をなんとなく過ごしていたかもしれません。
言語にはあなたの世界を変える力がある

言語はただのスキルと思われがちです。
しかし、言語にはあなたの世界を変える力があります。
特にこれまで日本語だけで生活をしてきた人にとっては、自分の世界が広がる大きなチャンス。
この力は英語だけでなくどの言語でも同じ。
言語習得に期限はありません。
世界を変えてみたいな…
漠然とそう考えているなら、ぜひ言語の世界に飛び込んでみてください!